弊社年末年始休業を下記のとおりとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
2023年12月29日(金)~2024年1月8日(月)
10月3日、芦別市内に竣工した「勤医協こぶしの家」開設祝賀会が開かれました。市長をはじめ地域の方々もたくさん出席され、式典では感謝状も頂きました。
計画の当初からかかわらせていただいて約2年間、打合や監理で通うこと約40回近く。「こぶしの家」は通所デイサービスや介護事業所、診療所の複合建物で施設感を極力なくした、住宅のような雰囲気としています。
芦別は30年以上前に設計監理で担当した看護師寮・医師住宅以降、何件も関わらせていただいた物件があり、なじみの深い街です。これからも地域に貢献できるよう、尽力してまいります。
5月11日、札幌あさひ会ふれあいの家新築工事の地鎮祭が執り行われました。これまで使われてきた建物は解体され、木造2階建て定員5名の障がい者グループホームの建設が始まります。
この計画のお話をいただいたのは2014年9月の事。構想を積み重ね、基本計画が始まったのは2015年8月でした。約半年にわたる設計期間を経た後、建設資金の助成を受けるため社会福祉法人清水基金へ申し込みを行い、構想から約2年半。無事に助成金交付決定を受け、着工の運びとなりました。
当日は雨の予報でしたが、幸いにも地鎮祭のあいだは天候にも恵まれ、法人の代表者の方々をはじめ、住まわれる利用者の方々も参列して、皆さん一人一人が思いを込めて玉串奉奠を行いました。2017年8月の竣工予定です。
平成27年度北海道福祉のまちづくり賞に「特別養護老人ホームもなみの里」が選定されました。
設計はもとより、地域への積極的な貢献に取り組んでいる建主さんの運営姿勢に、たいへん高い評価を頂きました。設計にあたっては2年をかけて100回近い建設委員会や協議会、説明会を行い、みなさんの夢を実現しています。
そのなかでいくつもの先進的取り組みと設計を実現し、特徴である全周バルコニーは札幌市の高い評価を得、市の「特養設置手引き」の推奨項目にも翌年度から明記されました。ストレチャー対応の幅員をもつ避難テラス、介助タラップ付避難すべり台と屋外階段2基、特別避難階段も設けています。
《主な仕様》
- ■避難・防災設備
- 避難バルコニーはストレッチャーで避難できる幅員を確保した全周回廊型とし、一次避難場所としての避難テラスを設けています。
- 外部階段2ヶ所と介助タラップ付避難用スベリ台1機を設け、高齢者の迅速な避難誘導に配慮しました。内部階段2ヶ所の内、1ヶ所は特別避難階段とし、外部から直接階段室に進入できます。また、地域の防災拠点として機能できるよう、「福祉避難場所」を設けるとともに、72時間連続運転可能な非常用自家発電機回路を活用してエレベーターや非常用照明、非常用コンセント等を利用できます。断水災害時には消火水槽の貯水を中水として使用することもでき、各フロアには災害時用に備蓄倉庫を設けています。
- ■外断熱工法による躯体蓄熱で室内温度変化を低減、省エネ対応
- ■LowEペアガラスによる高断熱・結露防止
- ■鋼製二重床ユニットフロアにより転倒時の骨折リスクを低減
- ■強化ガラス全面採用により破損時のケガ防止
- ■バルコニーは強化合わせガラスによる落下防止
- ■蓄光ノンスリップによる避難時の誘導
- ■手摺・レバーハンドルはL型エンドによる袖巻込みの転倒防止
- ■引戸、立上がり場所にはタテ手摺設置で自立の幇助
- ■トイレは座位保持と立上がり用の2段手摺(転倒防止ロック付)
- ■子ども用サッシはヘーベシーベ式金物+指詰防止金物でケガ防止
- ■会話型緊急コール+PHSハンディーナースコール設置
- ■非常電源回路の寝台用福祉エレベータで緊急時ベッド搬送対応
- ■電気錠により施錠、安全管理と避難時の自動解錠機能
- ■利用者用の給湯は低温回路として火傷防止
- ■全館・全居室冷房設備
- ■加湿回路付熱交換換気扇による感冒感染対策
- ■自動水栓による接触感染対策
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