日本最古の知的障がい児の施設を設立した滝乃川学園さんの
生活介護施設『ひだまり棟』を実績紹介に追加しました。
老朽化した成人生活介護の作業棟の建替え計画で、
自然豊かで広大な敷地の中の1棟なのですが、
敷地境界が近いがための斜線制限、
敷地内の通路(条例で6m必要)確保、
既存樹木(ケヤキの大木)を残したい!!
などの制限の中、最大限の広さを確保した建物になりました。
なぜ、そこまでの大きさが必要かというと
障がい特性に応じた様々な作業グループがあり、大小複数の部屋が必要だからです。
それぞれの部屋の利用者さんが作業に集中できるよう、
各部屋の独立性を確保しつつ、
職員の動線や食事の配膳ルートは確保できるように設計しています。
独立性を確保するために、各部屋へ直接入る出入口が設けてあります。
扉は認知性を高めるため、いろいろな色の扉になっています。
(滝乃川のスタッフ、利用者の皆さま、色・柄の違いを是非、見てみてください!)
屋外活動を行うグループの部屋は大開口土間サッシから出入りができる土間空間です。
2階の作業室へ上がるため屋外階段は
物の落下を防ぐためのパンチングメタルのパネルで囲っています。
今年3月竣工した十坂こども園さんに、今月初旬、伺う機会がありました。
新築の園舎を使い始めて半年もたっていないのに、
成熟した雰囲気を醸し出している園の様子、写真でご紹介します。
園庭の植物もすくすく育っています。先に見えるのは築山。
広々した土間。天然素材の「土」「消石灰」「天然にがり」を混ぜて叩いて仕上げた
本物の“三和土”です。
この日はイベントがあり、地域の野菜やお花を販売していました。
写真右側、餅つきの臼が出ています。
夜の軒下通路。さりげなくベンチが。
幼児保育室の一部に水槽と丸テーブルでちょっとしたたまり空間が。
そして、この空間、カフェではありません!
事務室のある棟の2階、職員休憩室です。
十坂こども園さん、今後もどんな風に変化していくのか、楽しみです。
実績紹介で概要を紹介しています。是非ご覧ください。
http://shinchuosekkei.co.jp/archives/tokyoacat/nursery